• ホーム
  • コンドームの使用率が下がっているって本当?

コンドームの使用率が下がっているって本当?

2019年11月07日

日本は先進国の中で唯一、性交渉でのHIV感染症が増えていると言われています。
他の国のHIV感染の原因が麻薬使用時の注射器の回し打ちであるのに対し、日本は発展途上国と同じ性病として広まるのです。

HIVだけでなく、クラミジアや淋菌をはじめとしたその他性病も増えています。
特に若者の間での流行は軽視できないレベルです。
これは性交渉の際の、コンドームの使用率が年々低下傾向にあることと大きく関連していると言われます。

金銭的に若年者が購入を渋るというだけでなく、コンドームの使用が性感染症の予防にとても大切であることを知らない、または軽視してるのが問題です。
あるいは使用していても、使い方を間違えている場合も多く、使ったのに感染したという状況は往々にして起きています。
日本の若者は性病にかかりやすい立場に置かれているのです。

これは日本の文化的に性がタブー視されている面があり、他国で行うようなしっかりした性教育がなされていないことも原因と言われています。
確かに学校でわずかに習いはするものの、時間としてはごくごく僅かです。
また家族間でも、性について子供に教育する親は決して多くは無いでしょう。

知識の乏しい状態で、性交渉できる年齢の若者が軽率な性交渉に及ぶことが、性病の感染者を増やしてしまっているのです。

性病は粘膜同士の濃厚な接触によって感染します。
日常生活で感染するほどの感染力を持った疾患ではないので、正しく使用されたコンドームを通り越すことはほとんどありません。

性感染症は様々な不快な症状を引き起こすばかりか、不妊の原因となったり、悪質な原因菌によっては命に関わる危険な状態に陥るかもしれない恐ろしい病気です。

性をタブー視するのと、教育を施さないのは別の問題です。
注意が必要だと自主的に気付き、性病や予防法について学ぶ若者ばかりではありません。
しっかりとした性教育は大切なものであるとの意識改善が求められます。
これは若者だけでない、日本の社会にとっての大きな問題なのです。

性教育の遅れがコンドームの不使用の原因?

コンドームの使用率の低下は、性教育が十分になされていないことが原因の一部と言われています。
全体的に少子化で、他国と比べて性交渉の平均回数が低いと言われる日本ですが、決してそれだけではないのでしょう。

なぜ日本で性教育が遅れているのでしょうか。
恐らく、性について話題にすることに、文化的な忌避感を覚えていることが壁の一つになっています。
例え教育であっても、大っぴらに性器や性病やコンドームなどの説明を行う、または受けるのが恥ずかしいという感情が先立つのです。
これは根気よく意識改善をしていかなければならない案件です。

妊娠や性病について教えていても、コンドームの使用方法まで懇切丁寧に教える授業ではないという、質の問題もあります。
せっかくコンドームを使っていても、射精する直前に着ければいいと勘違いしていたり、オーラルセックスでは不要だと思っていたりして、性病に感染してしまうケースがあります。
若者は金銭的に余裕が無い場合も多いです。
コンドームを購入する金銭を惜しんだり、悪質な製品を安価で購入して済ませていることもあります。

性病を引き起こす原因菌の感染力を知っていれば、しっかりしたコンドームで容易に防げると理解できます。
性病の恐ろしさを知っていれば尚更に、コンドームを使用しない、または粗悪品を使うなどといったことで降りかかるリスクは避けようとするでしょう。
安易な性交渉で妊娠してしまう危険性も下がるのに、知識が無い、または乏しいばかりにその方法を選択できないのです。

性病はかかりやすいものではなく、予防していないためにかかってしまうものだという意識が低いのです。

コンドームを購入することを羞恥から躊躇ってしまうのではなく、積極的に使用する姿勢が胸を張れるのだと、認識が変わることが望まれます。